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Image by Sandy Millar

アラベスク

唐草模様という意味。

永遠に続くものの象徴のようなポーズです。

片脚で立ち、もう一方の脚を後ろへまっすぐ伸ばします。

床方向、天井方向、前後、左右、空間すべてに体を引き伸ばし立体的な造形を作り上げます。

脚と腕の組み合わせで第1アラベスクから第4アラベスクまでがあります。

ダンサーが舞台を去る瞬間、第2アラベスクで魅力的なポーズをとり 走り去るシーンがよく見られます。

 

アチチュード

片脚で立ち、もう一方の脚を上げて膝をまげたポーズ。

主にドゥバン(前)とデリエール(後ろ)が用いられます。

 

ルティレ/パッセ

片脚で立ち、もう一方の足のつま先を膝につけるポジションのこと。パッセはルティレを通過すること。

 

ピルエット

「旋回」の意味。

ポアント、またはドゥミポアントで、ルティレで回転すること。

外回りのアンディオール、内回りのアンドゥダンがあります。

 

フェッテ

鞭で打たれた、という意味。片脚で立ち、上げた脚の位置を保って体の向きをかえるパ。

「白鳥の湖」第3幕や「ドン・キホーテ」第3幕のグラン・パド・ドゥのコーダで披露されるのが、グラン・フェッテ・

アントールナン。

回転で、なぜ目が回らないかというと、視点を一点に定めていて、常に頭が水平に保たれているからです。

 

グラン・パ・ド・ドゥ

男女二人が組んで踊る、クラシックバレエの形式。

アダージオ、男性ヴァリエーション、女性ヴァリエーション、コーダの4曲で構成されます。

古典バレエの1番の見せ場で、主役カップルによって踊られます。

ガラ公演では、よくこの部分が抜粋されて踊られます。

 

アダージオ

音楽用語では「ゆるやかに」。

男性のサポートにより、テンポの遅い音楽に合わせて、男女が踊るパート。

 

ヴァリエーション

音楽用語では「変奏曲」。

バレエでは、アダージオに続いて踊られる男女それぞれの1人での踊りのことです。

女性ヴァリエーションはポアントのテクニックやしなやかさ、優雅さを表現するものが多く、男性ヴァリエーションは

力強いジャンプや回転が組み込まれていることが多いです。

 

コーダ

終曲のこと。男女が交互にスピーディで難易度の高いパを披露します股関節は臼状関節という、お椀にボールが入ったような形状をしています。肩の関節(球関節)に似てますが、それよりも深い形を形成しています。

 

アンドゥオール (ターンアウト) したい所ですが・・・

無理なく、ストレッチをしながら少しづつ!!
 
股関節には骨盤から上半身の重さを左右の股関節だけで受け止めてますので、かなりの負担がかかってます。

お椀からボールが抜けないように、腸骨大腿靭帯、恥骨大腿靭帯、座骨大腿靭帯、大腿骨頭靭帯(大腿骨頭に栄養を送る)という強靭な靭帯や股関節周囲筋によって補強されてます。
 
アンドゥオールはお椀からボールをクルッと外に回す訳ですが、この外に回す筋肉は、お尻の下部にある、梨状筋、上双子筋。

下双子筋、内閉鎖筋、外閉鎖筋、大腿方形筋などの(外旋筋)、これらの筋肉を収縮(肛門や尾骨が締まるような感覚)させる事により太ももを外に外旋させる事ができます。

この時に大切なのは、太ももが外に開くというよりも内股が前に開くというイメージが大切です!
 
バレエの場合はどんな動きでも、これらの外旋筋をゆるめる事はありません。
 
更に、脚というのは股関節から下が脚と思う方が多いと思いますが、実は皆さんが良く聞く腸腰筋(大腰筋+腸骨筋)これも脚の筋肉というイメージを持つとよいでしょう。
 
腸腰筋は大腰筋と腸骨筋を合わせて腸腰筋と言いますが、この大腰筋は腰椎(腰の骨5つ)の側面のから発生して腸骨筋と合流して鼡径靭帯の下を通り大腿骨内側(小転子)に付着していますので、この腸腰筋をちょっとだけキュッと締めてあげると内ももが前に出やすく、同時に腰の後ろ(背筋類)もキュッと締めてあげると腰からお尻も締まり、アンドゥオールしやすくなります。

もちろん上半身の引き上げは大前提です。

本来、腸腰筋はバットマンやパッセなどで脚を挙げたり、姿勢を維持するのに重要な働きをします。
 
脚というのは大腰筋の起始部である腰椎の1番(みぞおち辺り)から脚というイメージを持つと、脚がとても長く見えますので、是非そんな感覚を持ってレッスンをしてみてください。
 
この時に重要なのが、みぞおちからイメージすると、みぞおちが開きやすいので、みぞおちにボタンを締めるように軽く閉じてください。そして下腹部と腰の後ろとお尻の下(イスに座ると当たる骨の辺り)のボタンを締めることにより、骨盤が立ち、内ももが前に広がり、理想のアンドゥオールが可能になります。
 
注意

 

股関節の解剖学的形状は人それぞれです。

特に大人になってからバレエを始めた方は、股関節が前に向いている方もいますので、人と比べるのではなく、自分の最大可動域を目指すことが重要です。

ストレッチをして、股関節周囲筋や靭帯をゆるめて、硬直している太ももの筋肉をゆるめながらレッスンをするとゴールは近くなります。自分の解剖学形状よりも無理にオープンすることは、必ず股関節や膝などを痛めることになりますので、自分を最大限美しく魅せれるポジションを目指してください!

 

役柄等に関する用語

 

◆アンダースタンド Understand(英)

英語のUnderstnad(理解する・了解する)に発する用語で、特にコール・ド・バレエ<参照>が不慮のケガなどで出演できなくなる場合に備え、いくつかの踊りを覚えておく代役のダンサーを指す。

 

◆エトワール Etoile(仏)

フランス語の「星」の意味で、パリ・オペラ座バレエ団の“スター”ダンサーを指す俗称であったが、現在は広くプリマ、プリンシパル<各参照>を指す言葉としても使われる。

 

◆カヴァリエ  Cavalier

本来は貴婦人に付き従う騎乗の従者を意味するが、クラシック・バレエでは身分の高い役を演じる女性ソリストの補佐的男性パートナー役を指す場合が多い。

 

◆キャラクテール/キャラクター・プリンシパル Caractere(仏)/Character Principal(英)

クラシック・バレエで踊りよりも演技中心に行う出演者で、王様・王妃・女官・侍従など多種多様な役がある。中でも「ドン・キホーテ」のドン・キホーテなどタイトル・ロール<参照>や。「くるみ割り人形」のドロッセルマイヤー、「コッペリア」のコッペリウス、「ドン・キホーテ」のサンチョ・パンサなどを演じるキャラクテールは、特に優れた演技者でなければならず、英語圏のバレエ団では“プリンシパル”の称号で呼ぶ場合もある。

 

◆コール・ド・バレエ/コール・ド  Corps de Ballet

ソリスト<参照>に対し、いわゆる「群舞」を踊るダンサーの総称。我が国では“コール・ド”と短縮して使われる場合が多い。

 

◆コリフェ Coryphee

本来は「群れのリーダー」といった意味の言葉であるが、コール・ド・バレエの中で中心的な役割を占めるダンサーを指し、半ばソリスト的に踊る場合もある。

 

◆コレオグラフ/コレオグラファー  Choreography/Choreographer

それぞれ「振付(法)」、「振付家」<各舞台用語辞典ページ参照>の意味。

 

◆コロス  Khoros

本来古代ギリシャ演劇における劇の進行を司った合唱隊<コーラス>を意味するが、バレエではコール・ド・バレエ<参照>の意味で用いられる場合が多い。

 

◆ソリスト  Soloist

ソロの踊り、もしくはパ・ド・ドゥ、各種ヴァリエーション<各参照>を踊るダンサーで、その意味では主役も含まれるが、ほとんどの場合、バレエ団では主役クラスに次ぐ地位のダンサーとされる。欧米のバレエ団の中には、ソリストでもファースト・ソリスト、セカンド・ソリストといった序列を設けている所もある。

 

◆タイトル・ロール Title Role

作品のタイトル<題名>となっている登場人物の役、の意味。バレエでは「ドン・キホーテ」のドン・キホーテ、「ジゼル」のジゼル、「リゼット」のリゼット、「パキータ」のパキータなど。

 

◆ダンス-ル・ノーブル  Danseur Noble

フランスで男性主役ダンサーを指す言葉であるが、「王子役」の、もしくは「王子役にふさわしい」ダンサーのニュアンスでも用いられる。

 

◆トレアドール Toreador(ス)

スペインにおける闘牛士達の騎乗パレードに発する言葉だが、バレエ「ドン・キホーテ」

の中では単に闘牛士の総称として用いられている。

 

◆バレエ・マスター  Ballet Matster  

直訳すると「バレエの男性主任」といった意味であるが、芸術監督や振付家を指したり、

バレエ・ミストレス<参照>に対し、男性の補佐役を指す場合にも使われるなど幅広く

用いられる。

 

◆バレエ・ミストレス  Ballet Mistress

直訳すると「バレエ女教師」の意味であるが、芸術監督や振付家を補佐する、作品を

熟知した女性助手を指す場合が多い。

 

◆バレリーナ  Balerina

本来イタリア語であるが、世界共通語となた女性バレエ・ダンサー全般を指す言葉。

語尾ーnaは女性名詞語尾であるので、男性ダンサーを指す場合に使用するのは誤り。

 

◆プリマ/プリマドンナ Prima/Prima donna

イタリア語の、特にオペラ、演劇の女性主役を指す言葉であったが、バレエでも女性

主役舞踊手を指す言葉として世界的に定着した。

 

◆プリンシパル  Principal

本来英語圏のバレエ団で主役クラスのダンサーを指す言葉であったが、現在は世界的に

その意味で使われるようになっている。語源は英語の「主要な・重要な」の意味から。

 

◆レペトワール  Repetoire

フランス語のRepet(繰り返す・復習する)から派生し、特に公演前などに振りの復習を

ダンサー達に施す教師を指すのに使われる。

若いバレリーナ

センターでの立ち方

5番ポジションからスタートすることが多いと思います
スタジオ内のどこの位置に立っても、

クロワゼの右足前5番は「8」の方向

クロワゼの左足前5番は「2」の方向に体を向けます
エファセの右足前5番なら「2」の方向

エファセの左足前5番なら「8」の方向となります

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