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音楽の三要素:リズム・メロディー・ハーモニーのことを音楽の三要素と呼びます。
 

テンポ:楽曲を演奏する際に設定する速さのこと。

    演奏家による解釈はテンポの違いにはっきりあらわれます。

 

☆主なテンポ
Largo(幅広く緩やかに、表情豊かに)

Lento(緩やかに、おそく)

Adagio(緩やかに、心地よく)

Andante(ゆっくり歩くように)

Moderato(中くらいの早さで)

Allegro(速く、楽しげに)

Vivace(活発に速く、生き生きと)

Presto(急速に)

 

 

【クラシックバレエ独特の横の揺れ】

 

バレエレッスン曲には特徴があり、だいたいのバレエ伴奏は【ワルツ】です。

 

日本人にとってワルツの3拍子リズムは大変馴染みが薄く、音がとりにくいようです。

 

レッスンでも1拍目の動きがずれてくる場合が多かったり、

どうしても拍を早くとって踊ってしまったりすることが多いのです。

 

ワルツ=3拍です。

音の取り方としては、そのうち1拍目をたっぷりとり、

あとの2拍目、3拍目は軽く跳ねるように音をとるのが【ワルツ】です。

 

ジャズやポップスの場合、基本リズムはインテンポで【縦】いわゆる縦ノリ に刻んでいきます。

そして、ジャズダンスの場合も拍どおり【縦】に刻んで踊ります。

 

しかし、クラシックバレエ、クラシック音楽は【横】横ノリの揺れです。

 

音どりのポイントはここです。

バレエを踊る上でとても大切なこと【表現】という分野に表れて来ます。

慣れ親しんだ縦ノリで音を捉えてしまうと、頭の高さが変わり、ピコピコした動きになってしまいます。

 

☆まず拍子の理解のためにメトロノームを鳴らしてみましょう。

 

カチカチカチ…と一定の間隔で音がしますが、これだけでは拍子を刻んでいるとは言えません。

しかし、例えば2回に1回、メトロノームに重ねて手拍子をしてみると、一定に並んでいる音が「1・2・1・2」のようにグループとして感じられます。

 

これが拍子(この場合は2拍子)の感覚です。

 

手拍子が3回に1回なら3拍子です。

 

そして、この1つのグループを[1小節]と呼びます。

クラシック音楽(現代音楽など特殊な場合を除く)では、この拍子をベースにしてリズムが構成されます。

リズムは色々な長さの音を周期的に並べたものです。

 

一音一音についてアップビート、ダウンビートと言う場合は、音の方向性がアップかダウンかということなのです。

 

アップビート・ダウンビートとはどのような感覚なのか?

◎手拍子で言うと、手を叩いたあとすぐ手が離れるのがアップビートで、手を叩いたときに手が合わさったまま止まってしまうのがダウンビート◎です。

 

日本の音楽には4拍子が多い!!

 

農耕民族だった日本人の祖先は、大きな鍬を振り畑を耕していたので、二拍継のリズムが深く体に刻み込まれ、その血は現代の私たちの体にも脈々と流れています。

それが日本人リズムと呼ばれるものです。

それゆえ、4拍子の曲がほとんどだと言われています。 

 

裏拍のリズムに弱い・テンポ感覚が甘い・平坦で躍動感に欠ける・・・の特徴には、日本語という言葉が大きく影響しているのではないか?

日本語の発音は悲しいかな母音と子音がくっついているために、少ない舌の動きと音数で発音ができます。
日本語のリズムには洋楽でいう所の裏拍がなく、全て表拍のようなリズムだけです。

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