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人種差別に屈しない、アフリカ系アメリカ人の「稀有なバレリーナ」


https://www2.jctv.co.jp/cnnj/introduction/?id=9

CNNj

#120 バレリーナのミスティ・コープランド。米最高峰のバレエ団、アメリカン・バレエ・シアターでアフリカ系米国人として初の女性プリマを務める彼女に密着。

4月14日(土)20:30-21:00

二カ国語放送・再放送

アメリカン・バレエ・シアター首席女性ダンサー ミスティ・コープランド氏 CNN 『Talk Asia』 にて、「マイノリティの希望になりたい」と語る

ミスティ・コープランド氏は、2015 年に米最高峰バレエ団の一つ、名門アメリカン・バレエ・シアターにおいて、史上初のアフリカ系アメリカ人女性首席ダンサーになり、バレエ界の歴史に名を残しました。 それ以来、「稀有なバレリーナ(unlikely ballerina)」として、本を出版し、大企業の広告塔になるなど、バレエ界内外の数多くの若い少年少女たちに影響を与えながら、長らくバレエ界を牽引してきました。 今月、CNN のアナ・コーレンは『Talk Asia』にて、アメリカン・バレエ・シアターのバレエ作品『ホイップクリーム』初上演のために香港を訪れたコープランド氏を取材し、バレエ界における彼女の出発点と驚くべき成功、人生をかけた夢、そして、自身のバレエスタイルをどのように変化させているかなどについて聞きます。 30 分特別番組のハイライト アメリカン・バレエ・シアター初のアフリカ系アメリカ人首席ダンサーでいること  首席でいることのプレッシャーや重圧感にどうやって向き合っているのかと周りの人々にもよく聞かれますが、私としては、自分の器以上の大役だと思っています。私が代表して、体現してきたことは、誰もが掴める“チャンス”なのです。バレリーナになれる、なんて、一度も言われたことがないような、多くの若いマイノリティの子どもたちのためのチャンスです。今では、多くの年上の女性たちから、『私にも、あなたのような憧れの人がいたら、クラシカル・ダンスのキャリアを追求し続けようと思えた』と言ってもらえるようになりました。 自身のキャリアにおいて、人種差別を感じたことはあったのか  間違いなく、ありました。それに、『ここまで登りつめ、今や首席ダンサーにまでなったあなたが、今もなお、人種差別を経験することがあるのか』とたずねる人もいます。その答えは『イエス』です。たとえば、オバマ前大統領が初の黒人大統領になったからといって、人種差別がなくなったわけでもなければ、彼がそれを経験しなくなるということもないでしょう。アメリカが人種差別を克服するには、まだ長い時間が必要なのだと思います。未だに、バレエ界は私がいるべき場所ではないと考える人、私が正しいことを言っていないと思う人、私という人物が周囲と調和できないと捉える人々がいます。」 プロのバレリーナたちが持つ最大の誤解  その誤解とは、食事に関するものです。スポーツでもどのような仕事にも、ある種のステレオタイプというものがあるでしょう。有名ダンサーが摂食障害に苦しむほどの食事制限をしているせいで、多くのダンサーが痩せ細っていなければならないという印象が強いのも理解できますが、全員が全員そうしなければならないわけではありません。適切な食事をとらなければ、持続的なキャリアは望めないでしょう。私たちは、日に8時間もトレーニングやリハーサルを行うアスリートであり、身体のコンディションが常に重要なのです。 なぜ「稀有なバレリーナ」 なのか  私がバレエ界に否応なしに飛び込むことになったのは、13歳の時でした。私は一般的な13歳の子とは違う生活を送っていたと思います。身体的・精神的虐待に関しては、見るべきではない物事もたくさん見てきました。家から家へと移り住むこともあれば、家がない時期さえありました。あまりにもお金がかかるうえに、白人の多いバレエ界に入っていく人物のバックグラウンドとしては、珍しいものだと思っています。 「Talk Asia」ミスティ・コープランド トレイラー:https://cnn.it/2uvmMZ5


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