【モントルー(スイス)時事】若手バレエダンサーの登竜門として知られる「ローザンヌ国際バレエコンクール」第48回大会の最終選考が8日、スイスのモントルーで行われ、松山市出身の中学3年、松岡海人さん(15)は惜しくも入賞を逃した。優勝はイタリアのマルコ・マッシャーリさん(17)だった。 松岡さんは最終選考後、記者団に対し「最年少の出場で最後まで残れて達成感がある。自分でよく頑張ったと褒めたい」と話した。 コンクール主催者によると、新型コロナウイルスの感染拡大による渡航制限で中国のダンサー3人がコンクールの参加断念を余儀なくされた。 コンクールは毎年スイスのローザンヌで開催されているが、今年は劇場が改修中のため、モントルーで行われた。ビデオ選考を経て25カ国から76人が準決勝に参加し、最終選考には21人が進んだ。日本人は11人が準決勝に臨んだものの、松岡さん1人が最終選考に残った。 [時事通信社]