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「英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2018/19」ロイヤル・バレエ『ドン・キホーテ』


■上映劇場 北海道:ディノスシネマズ札幌

2019/5/17(金)~2019/5/23(木)

■上映時間:3時間19分(休憩2回含む)

■振付:マリウス・プティパ ■追加振付:カルロス・アコスタ ■音楽:レオン・ミンクス ■指揮:マーティン・イエーツ ■出演: 高田茜(キトリ) アレクサンダー・キャンベル(バジル) クリストファー・サウンダーズ(ドン・キホーテ) フィリップ・モーズリー(サンチョ・パンサ) ヴァレンティノ・ズケッティ(エスパーダ) マヤラ・マグリ(メルセデス) 崔由姫、ベアトリス・スティクス=ブルネル(キトリの友人) アナ・ローズ・オサリヴァン(キューピッド) ララ・ターク(ドルシネア) 金子扶生(ドリアードの女王) ギャリー・エイヴィス(ロレンツォ) トーマス・ホワイトヘッド(ガマーシュ)

バルセロナの街角で、町娘キトリと床屋バジルの恋物語がコミカルに生き生きと描かれる。キトリの32回転フェッテやバジルの華麗な跳躍などのテクニック合戦、陽気な登場人物たちがカルロス・アコスタのパワフルな演出に乗って所狭しと駆け回る。夢の場面では一転して、繊細なチュチュの妖精たちの世界で、クラシック・バレエの美を堪能。 英国ロイヤル・バレエの芸術監督ケヴィン・オヘアは、就任後の最初の大きな仕事として、しばらく上演が途絶えていた『ドン・キホーテ』の新しいプロダクションを構想。2013年、ロイヤル・バレエを代表する人気ダンサー、カルロス・アコスタが抜擢されて初の全幕作品に取り組み、初演では自ら主演。『ドン・キホーテ』の陽気な娯楽性をさらに追求するために、舞台上でダンサーたちが賑やかな掛け声をかけ、テーブルや馬車の上でも踊る。スペインの街角の雰囲気を出すために、街の人々もたっぷりと踊りを見せる。また2幕では、ロマンティックなパ・ド・ドゥが加えられたほか、ジプシーの野営地では舞台上にミュージシャンが登場して演奏し、新しい振付も登場してエキゾチックな雰囲気を盛り上げる。舞台装置が出演者によって動かされることでさらに活気ある舞台に仕上がり、3幕のフィナーレもより祝祭性の高いものに。ドラマティックな演技を得意とするロイヤル・バレエのダンサーたちは作品に厚みを加え、一人一人の物語がくっきりと浮かび上がってより魅力的な舞台となった。


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