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ダンサーの身体と、そこに踊る光をとらえた写真展


光と影に魅入られ長年パリで活動し、国際的評価を受けた写真家・田原桂一。1978年よりダンサー田中泯と世界各地でフォトセッションした未発表のフィルムが展覧会として国内初公開となる。鍛え上げられた肉体がそこに躍る光と拮抗し屹立するさまに、開幕を待たず急逝した作家が追い求めた「光」の正体を観てほしい。

『田原桂一「光合成」with 田中泯』

会期:開催中~12/24 原美術館(東京・品川) 営)11時〜17時(水は〜20時) 休)月(10/9は開館)、10/10 一般¥1,100

田原桂一(1951年生まれ)は、写真家である祖父の影響から、中学時代に写真の技術を習得。高校卒業後、照明と映像を担当し参加した劇団のヨーロッパ公演に同行し渡仏。そこで出会ったヨーロッパの刺すような鋭い光に衝撃を受け同地にとどまり写真家として活動を始める。最初のシリーズ「都市」(1973-1974)を皮切りに、「窓」(1973-1981)、「顔貌」(1978-1987)、「エクラ」(1979-1983)、「ポラロイド」(1984年)などのシリーズを発表。フランス・アルル国際写真フェスティバル新人大賞(1977)、木村伊兵衛写真賞(1985)、フランス芸術文化勲章シュバリエ(1993)など多数受賞。また、《光》を探究する延長で彫刻や建築とのコラボレーションを行い光の表現領域を拡大。2004年に東京都庭園美術館で回顧展『田原桂一 光の彫刻』を開催。近年の主な活動にパリ・ヨーロッパ写真美術館での回顧展『SCULPTEUR DE LUMIÈRE 展』(2014)、チェコ・プラハ国立美術館での個展『Photosynthesis1978-1980』(2017)など。2017年没。 一方、田中泯(1945年生まれ)は、クラシックバレエとモダンダンスを学び、1974年から独自のダンス・身体表現を追究するダンサーとして知られている。1985年山村へ移り住み、農業を礎とした舞踊活動を継続中。映画『たそがれ清兵衛』(山田洋次監督、2002)以降、俳優としても活動。著書に『僕はずっと裸だった』(2011)、『意身伝心』(2013)など。海外公演及び、フランス芸術文化勲章シュバリエ(1990)他受賞多数。

http://www.haramuseum.or.jp/generalTop.html

田中泯オドリ

2017.11.18 12.23 原美術館 中庭にて開催

一般¥3,000

●問い合わせ先: tel:03-3445-0651 www.haramuseum.or.jp


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