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ボリショイ・バレエの中止騒動


今年最も期待されていたバレエの一つ、ソ連のダンサー、ルドルフ・ヌレエフの人生についてのバレエ公演が、物議をかもしながら、来年に延期された。

https://jp.rbth.com/arts/2017/07/12/801482

ボリショイ劇場はこの演目を完璧に仕上げるため、準備に費用をおしまず、有名な監督キリル・セレブレンニコフを招いて優れた振付師ユーリー・ポソホフを引き入れていた。音楽もイリヤ・デムツキーが特別に作曲していた。この3人は2015年、ボリショイ劇場でバレエ「現代の英雄」を大成功させていた。

 ボリショイ劇場のウラジーミル・ウリン総支配人は、ヌレエフのバレエの初演を今月11日ではなく、2018年5月4~5日に延期したことを明らかにした。公演の中止が発表されたのは初演の3日前。このような事態はボリショイ劇場では数十年ぶりのことである。

突然の中止

 ウリン総支配人は今月8日、ヌレエフの最終リハーサルを見学。劇場はその後、予定されていた4公演を何の説明もなしにドン・キホーテに変更した。そしてウリン総支配人は記者会見で、公演がまだ準備できていないため、来年まで延期されたと説明した。

 とはいえ、バレエ評論家アンナ・ゴルデエワは交流サイト(SNS)フェイスブックの自身のページに、ウリン総支配人は本当のことを言っていないと書いた。「全体リハーサルに参加した人、見学した人全員が、公演の準備は完了していて、むしろ他の公演よりもしっかりとできていたと言っている」


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