モナコのモンテ・カルロ・バレエは、同カンパニー製作の「ロメオとジュリエット」振付ジャン・クリストフ・マイヨーが、イギリスの舞台製作を讃えるオリヴィエ賞にノミネートされたと発表。 オリヴィエ賞はアメリカのアカデミー賞に相応する、世界的なアワード。
オリヴィエ賞の授賞式は4月3日にロンドンのロイヤル・オペラ・ハウスで行われる予定です。
シェイクスピアの原作では、物語はロレンス神父の視点から語られており、若い恋人達を思いがけず死へと追いやってしまうのも同神父だが、振付師のジャン=クリストフ・マイヨーは、これまでとは全く違った観点から『ロミオとジュリエット』の物語を解釈したバレエ全3幕を創作。
映画から発想を受けたフラッシュバック、スローモーション、ストップモーションを、振付けに取り入ている。また、ダンサーたちの動きも、常に観客に対して斜めの移動が取り入れられており、シェイクスピアの悲劇をダイナミックな動きで演じた。