今年の夏に公開となっていた映画[バレエボーイズ]のテレビ版がNHK BS1にて
24日のクリスマスイブに放送となります!
12月24日(木)午後9時00分~午後9時50分
夢、葛藤、挫折、別れ、挑戦…全てが詰まった青春ドキュメンタリー! 舞台はノルウェーの首都オスロでプロのバレエダンサーを目指す3人の少年。王子様役が似合うルーカス。お茶目な性格のシーヴェルト。負けずギライのトルゲール。10代半ばの今、夢は曲がり角を迎え、現実は厳しい。学業かバレエか?友人や家族と離れてもバレエを続けるか?見事なダンスにうっとりしながら、少年たちを心から応援したくなる作品です!
バレエ!バレエ!バレエ! さわやかすぎる少年たちの友情に胸キュン
編集部レビュー
このドキュメンタリーは、とてもミステリアス。 主人公の年齢やどこのバレエ団の話なのか、説明がほとんどありません。紹介されるのは名前だけ。情報たっぷりのナレーションが入った日本のドキュメンタリーとは全く違う世界観の中で物語が展開します。そう、これは映画と思った方がいいかもしれません。 主人公はいったい何歳なのか?何のために踊っているのか?これから何が始まるのか?頭の中が「?」でいっぱいになりますが、心配はいりません。美しいバレエの映像を背景に、3人のバレエ・ボーイズのモノローグが綴られていくのですが、彼らの語りに耳を傾けているうちに、男子でバレエをやるのは極めてマイノリティなこと、普通の生活を犠牲にしていること、それでもバレエが大好きで3人は固い友情で結ばれていることが徐々に明かされていくのです。更衣室で無邪気にじゃれあう3人のシーンに思わず胸キュン。思春期にライバル&親友を持てることの幸せを感じました。 話が進むにつれて、彼らが大きな転換期を迎えていることがわかってきます。高校卒業後プロのダンサーを目指すのか、それともバレエをやめて学業に専念するのか迫られているのです。アジア系のシーヴェルトは、親や学校の先生から「バレエでは食べていけない」とプレッシャーをかけられながら、バレエを続けるかどうか悩みます。チャーミングなルーカスは、海外のバレエ団から入団試験の誘いを受けますが、家族と離れる上に莫大なお金がかかるため夢と現実の狭間で揺れ動きます。強靭な脚力を持つトルゲールはルーカスの才能を認めつつ対抗心を密かに抱いて… ノルウェーの少年たちに密着した日々には、コンクールあり、入学試験あり、合格するかどうか最後まで気が抜けません。夢、友情、努力。体現している彼らはまさに青春の主人公。その後の3人の活躍を祈らずにはいられなくなる物語です。(編集部:M.S)